ご無沙汰しております。ジョンソンです。
本日は錺金具のご紹介です。
錺金具(かざりかなぐ)は、
日本で現存する最古の建築である
国宝「法隆寺金堂」以来、
伝統的に行われている
寺院や神社の仏具などに使う金具です。
一般的に用いられる銅板では形を切り取ったり、
彫ったりして装飾を加えます。
時代的にみると平安時代までの
古代建築と桃山時代以降の近世建築において盛んであり、
とくに桃山時代から江戸時代初期にかけて、
錺金具の使用は最盛期を迎え、
装飾性の高い手の込んだものが使われたそうです。
それらは、社寺建築だけでなく、
将軍や大名の居館となるような豪壮な書院造をはじめ、
住宅建築にも多用されるようになりました。
岡田屋でもお世話になっている職人さんの話によると
錺金具は、もともと日本では、くぎを使わずに建物を建てていたものが、
鉄が手に入るようになってから建物を丈夫にするために、
くぎを打つようになり、そのうち、くぎを隠す金具が出てきて、
そこに装飾を施すようになり、それが錺金具になったのではないかとのことです。
ちなみに、お神輿は真ちゅうの地金を、寺社関係は銅の地金を使うことが多いとのことでした。
錺金具の歴史と職人さんに触れると日本人の伝統と誇りを感じますね!
岡田屋オンラインショップでは錺金具をお求めいただけます。是非ご利用ください。
余談ですが、岡田屋では二匹の亀を飼育しており
かわいい亀ちゃんたちの名前を募集しております。
ぜひぜひ名付け親になってください。
お待ちしております。