木漏れ日降り注ぐ日差しの中で、浅草の寺院の中を自転車で走らせていると、木々は勢いよく芽吹きはじめ、そのパワーに背中を押されているかのようです。
あいさつ遅れました見習い奮闘中の「@びびあん」と申します。今後とも、どうぞよろしくおねがいいたします。
さて、岡田屋布施では、桜の開花と共に、店内も一新!!三社祭に向けて活気づいております。
見目麗しい、神輿、太鼓、祭り道具で、皆さまに笑顔のお手伝いができればと、切に願います☆
それでは、今回は仏具のひとつでもある「錀」(りん)の紹介です。
そう、おなじみの「チーン」と鳴らすものです。
在家用の梵音具(*1)です。それは、勤行(*2)の始める前と終わった後に打ち鳴らすものであります。
銅合金を材料として鋳造(*3)されるのですが、鋳造前に型を焼き付けしたものを得に焼型錀と呼んでいます。
澄み渡る「チーン」という音によって、邪念を払うと言われておりますので、ご先祖様や仏様、故人への思いをしっかり込めて鳴らしたいものです。
不思議なもので「チーン」と鳴る音色と共に心が洗われ、感謝の気持ちに誘われるようです。
*1 仏教では音を出す仏具のこと。
*2 仏前に読経や回向(えこう)をすること。つとめ。
*3 金属を熱でとかし、鋳型(いがた)に流しこんで器物を作ること。
一般的なおりん
〜深みのある音はおなじみ〜
ミニチェリン・たまゆらりん
〜柔らかい優しい音色、斬新なデザイン・コンパクトで近年人気〜
りん布団
〜りんを叩いた際の衝撃を和らげる仏具です〜
りん棒
〜りんを叩くための仏具です〜
りん棒台
〜りん棒を置く仏具です〜
丸りん台
〜りんを置くための仏具です〜
岡田屋布施では、たくさんの音色のおりんをご用意しております。
好みの音色をボイスレコーダーに録音して、ぴったり合った音色のおりんを探しに来られるお客様もいるほどです。
浅草の春、お散歩しながら、是非お店にも遊びに来てくださいね。
仏具ひとつひとつと向きあうことは、最高の贅沢な時間だと感じている今日この頃です。
それでは、末筆ながら、今後とも末永いお付き合いのほどよろしくおねがいいたします。ご拝読ありがとうございました☆