ごきげんよう!!ベルナデッタです。
サヨナラも何も告げずに失踪したかの3ヶ月・・・。
久々のブログ更新。大変ご無沙汰してしまい失礼いたしました。
節分もとうに過ぎ、暖かな陽射しに春の訪れを感じるこの頃。
こちら浅草では、18日に示現会(観音様が現れたことをお祝いする法要)を迎えいよいよ三社祭にむけて動き出します。
岡田屋でもお彼岸が過ぎれば店内はお祭り一色。
工場ではシーズンに向けて、職人たちが日々忙しく作業に取り組んでおります。
そんな岡田屋の職人が、この度台東区より優秀技能者として表彰していただくことと相成りました。
台東区は古くから地場産業や伝統的産業の盛んな地域で、長い歴史の中で培われてきた技術や技法を受け継ぎ手仕事に生きる職人さんが多くいます。
このような区内の産業を支えている優れた技能を持った方々を「台東区優秀技能者」として表彰していただく制度(台東区優秀技能者パンフレットより)に、弊社神輿部から榎本義行氏、そして太鼓部から吉田五輪生氏を選出していただきました。
両氏ともに従事年数30年を超えるベテランの職人です。
今は亡き5代目のもと職人としての基礎を学び6代目そして7代目と3代にわたって岡田屋を支えてきてくれたおふたり。
普段なかなか表に出る事のない職人ですが、こうして受賞していただいた事は職人にとっても店にとってもまた後世を担う若き職人にとっても大変励みになり有難いことです。
神輿も太鼓も自然の素材と人の技との掛け合わせで生み出されるもの。
たとえば太鼓や神輿の胴として使われるケヤキの木は、径の大きなものになると樹齢が200年を超えることもあります。
そうして長い歳月を超えてきた素材に、職人たちが受け継いできた技と日々の経験の全てを持って向き合いはじめて製品となります。
一度世に出た製品は、修繕を繰り返しながら更に100年200年と遥かなる命を繋いでゆくのです。
製品を作り出し、ときに修理を重ね途方もない歳月の製品の歴史の中に携われることを誇りに思うと授賞式で話してくれた職人の言葉に胸が詰まります。
時代が変わり生活様式が変わり価値観も変わってくれば形を変えゆく製品、そして技もあるでしょう。
しかしその灯を絶やさないように少しでもいい形で次の代に渡せるよう精一杯に進んで行かねばと強く心に思います。
そんな職人さんたちの作品を一挙に間近でご覧いただける優秀技能者作品展が3月13日(月)まで台東区立江戸下町伝統工芸館(台東区浅草2−22−13)にて開催しております。
この機会に是非ご覧くださいませ。
さてさて、こちらも久々のおか散歩。
今回ご紹介するのは西浅草の名店『キッチン城山』さん。
素敵なご夫婦があうんの呼吸で切り盛りなさる下町の洋食屋さんです。
つきだしに木綿の奴とお新香がでるのも下町ならでは。
こちらのオススメはなんてったってメンチカツ!!
カラリと揚がった衣に滴る肉汁。それを覆う濃厚なデミグラスソースと半熟の卵焼き。
盆暮れ正月がいっぺんにやっきた美味しさです。
家族それぞれに押しメニューがあるのも名店の懐の広さ。
ママのオムライスが一番好きなんて可愛いことを言ってくれる気ぃ遣いの息子が、こちらのオムライムを頬張る時のなんとも幸せそうな表情を母は見逃しません笑
たまには子供に倣ってオムライス、ハンバーグ、エビフライ。
そしてオレンジジュースをレモンハイにかえて「大人のお子様ランチ」を嗜む昼下がりもまた格別なり。
あぁ大人になってよかったー!!