太鼓・鳴物・神輿製造元 創業天保6年(1835年)太鼓販売180有余年
株式会社岡田屋布施 東京都台東区雷門1-16-5 TEL:03-3841-1867 公式HPはこちらから


2016年04月09日

ベルナデッタの太うで繁盛記

ごきげんよう。ベルナデッタです。

早いものでもう4月。出会いと別れの季節でございます。
岡田屋でもこの春、未知なる可能性に挑戦する為はるか海の向こうに巣立っていった方、
また奥深い伝統の世界に新しく飛び込んできてくれた方。
新体制で新年度をスタートいたしました。

そしてこの季節、どうしても触れずにいられないのが日本全国至る所に咲き誇る桜の美しさです。
例年に比べ開花時期が長かった今年の桜。
浅草も連日、暖かな日差しに誘われて多くのお花見のお客様でにぎわっています。
桜の名所、隅田公園の桜並木の見事さは言わずもがな
寺社の多い浅草周辺は桜の数も多く、それぞれに趣のある表情を見せてくれます。

つぼみの愛らしさ、満開の絢爛さ、散りゆく儚さ、新緑の清々しさ。
しばし人の一生にもなぞられ日本人の心や文化と深い関わりを持ってきた桜。

古くから人々の心を掴んでやまない桜は、様々に形を変え岡田屋の店内にもちらほらと。

まずは鳴り物部門から、オリジナルの笛袋とバチ袋のご紹介です。
1460090895611.jpg
数ある金襴の中でも桜をモチーフにした絵柄は多く人気の高さが伺えます。

こちらのバチ袋にいれるバチはユニークな桜材などいかがでしょうか。
1460090927754.jpg
バチといえば樫や朴などがオーソドックスですが、その中間が欲しいとの声にお応えして誕生したのがこの桜バチ。
現在4種類のサイズを取り揃えております。

桜の木は、樫と朴のちょうど中間くらいの堅さで長い時間が経っても材質や形が変わりにくいのが特徴です。また音の響きがいいとも言われています。
この特徴を生かして古くから用いられてきたのが小鼓や大鼓の胴です。
1460090871071.jpg
室町時代に製作された鼓が、長い時間を経て現代でもなお楽器として演奏されることもしばしば。
こちらの鼓は蒔絵にも桜が施されています。
鼓は胴と革の組み合わせが命。
長い時間多くの人の手によって打てれてきた革と、作られた当時と変わらぬ形を留める胴の出会いには様々な物語を感じます。

仏様部門にもたくさんの商品があります。
1460090907551.jpg
こちらは女性用の片手持ちのお数珠。桜材を用いたお数珠は珍しく、持つほどに自然な光沢が出る個性的な商品です。

IMG_2130.JPG
この季節の御進物にぴったりな桜の香りのお線香。煙も少なくフレグランスのような香りです。

1460090883486.jpg
こちらは台座に桜の蒔絵が施されたご位牌。
ご位牌は、その方の象徴とされています。
桜が好きだった方、桜のように華やかだった方、桜の字の入ったお名前の方などにおすすめです。


1460091112478.jpg1460091095959.jpg
お仏壇にも桜はたくさん用いられています。こちらは桜の蒔絵の入った伝統的な唐木のお仏壇。

1460091074358.jpg
家具調でも桜のデザインは根強い人気があります。

季節を感じる花でありながら、季節を問わずに人気がある桜。
季節が巡っても散らない桜を愛でにどうぞ岡田屋にいらしてくださいまし。

 
さてさて恒例のおか散歩。
今回はこの春、新装開店した『串かつ りょう』さんです。

浅草寺でお参りをしたら本堂左手、影向堂の立派なしだれ桜を背に花やしき通りをすすみましょう。
古き良き昭和の雰囲気漂うこの通りに、串かつの名店『串かつ りょう』さんの新店舗があります。

1460096498955.jpg

こちらのご主人の手にかかればこの世に揚げられない食材などない!!
まさしく揚げのマジシャン!!
と言いたくなるほど絶妙な揚げ具合。他店では味わえないオツなラインナップと、季節を感じるの旬の味。
食べることが大好きで研究熱心なご主人が丁寧に揚げてくれる串かつは、一口で虜になるファン続出です。
カウンター越しのご主人との楽しいおしゃべりも至福の時。

「串かつ りょう」
台東区浅草2−7−22
03−3844−2344



posted by DonDon at 16:38| 最新情報