太鼓・鳴物・神輿製造元 創業天保6年(1835年)太鼓販売170有余年
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2015年03月26日

職人への道 第6回 カワちゃん編 〜太鼓の張り替え作業について〜

今週の「職人への道 第6回」は、職人見習いのカワちゃんがお送りします!!


今週は、太鼓の皮の張り替え作業を少しご紹介したいと思います。

太鼓は、しっかり手入れをして大切に使えば、何十年と使える一生ものです。

定期的に皮の張り替えなど行うことで、より良い状態を保つことができます。


まず古くなった皮を外し、

太鼓@.jpg


新たな皮を張り、音の調整を行います。

太鼓A.jpg


この『張り』の作業の際の微妙な音の調整には、長年の経験と職人の勘が必要となります。

見習いの私も『張り』の作業のお手伝いをしているのですが、

まだまだ、親方が「良し」とする音を聞き分けられません・・・^_^;




張り具合を調整し、音が決まったら鋲を打ち、皮を固定します。

太鼓B.jpg


そして一晩皮を自然乾燥させ、張り替え作業は完了です。

太鼓C.jpg


張り替えの後には、塗装の塗り直しなどの作業があります。


たったこれだけの工程に思えるのですが、これがなかなかどうして、難しい・・・。

乾いた際の皮の張り具合を想定し、音を調整すること。

等間隔にまっすぐに、素早く鋲を打つこと…etc.

いつになったら見習いを卒業できるのか、少し気が遠くなります(*_*)



でも、この『張り替え』は、とってもロマンのある作業だと思うんです。


太鼓の胴に使われた木は、私の生まれるずっと昔に芽を出して、

太鼓が造られたのも、私が生まれる何年も前で、

そんな太鼓を長年大切に使って頂いて、こうして私が手入れの作業に関わることができる。

そして「すごいなぁ・・・」なんて感心して、ボーっとしていると親方に怒られます。


ロマンについて考えるのは、一人前の職人になってからの方が良さそうです()

明日からもまた、職人見習い頑張ります!!!


皆さんも是非、ロマンを感じに岡田屋へお越しください。

posted by DonDon at 17:18| 太鼓のこと